ガーシー議員が懲罰処分として、議場での陳謝をすることが決まりましたね。
今まで一度も登院していないガーシー氏ですが、国会で陳謝文というものを読まなければいけないようです。
なにやら罰せられるということはわかりますが、「具体的にどんな意味を持つものなのか?よくわからない」と感じている方もいるかと思います。
今回は”議場での陳謝がもたらす意味”とガーシー議員の”陳謝の内容”を調べてみました!!
「議場での陳謝」の意味とは?
「議場での陳謝」が何を意味するのか、それは
自分が行ったことを陳謝し、
間違いだったと正式に認める
ということになります。
陳謝してどういった罰が与えられるのか?というより、陳謝自体が罰ということでした。
また、陳謝の内容は、懲罰委員会が決めるようで、ガーシー議員はその通りに読まなければいけないとのことです。
- 公開議場における陳謝
陳謝の文案は懲罰委員会が起草し、その報告書と共にこれを議長に提出する(衆議院規則241条、参議院規則241条)。なお、参議院規則では戒告の場合にも懲罰委員会が起草し、その報告書と共にこれを議長に提出することとなっている(参議院規則241条)。
引用:ja.wikipedia.org/wiki/懲罰事犯#cite_note-36
懲罰のなかでは3番目に重い
「あれ、謝るだけかよ?」と思ってしまいますが、陳謝は懲罰のなかで3番目に重い罰のようです。
懲罰は全部で4つあり、重い順に以下になります。
・除名 ・一定期間の登院停止 ・公開議場における陳謝 ・公開議場における戒告
ここでまた「いやいや、4つしかないうちの3つ目じゃん。あんまり罰になってないんじゃないの?」と思ってしまいますが、そもそも懲罰が適用されること自体極めてまれのようですね。
また、国会の欠席を理由とした懲罰は初めてのようですので、ガーシー議員は大変苦しい状況になっています。
陳謝は大変屈辱的なこと
陳謝は重い懲罰でありながら、きわめて屈辱的なことでもあります。
陳謝文は自分で決めることができないですし、意図していない内容であっても強制的に読まなければいけません。ただ謝罪するだけとは全く違った意味を持ちますね。
また、陳謝文は公開議場での朗読になるため、少なくとも議員である間は効力を持つでしょう。懲罰を適用されたこと自体が、今後あらゆる活動のマイナス要因となると思います。
懲罰委員長である鈴木宗男議員もきわめて重い処分と話していますので、想像以上に大変な意味をもっているのでしょう。
日本維新の会の役員会では、懲罰委員長を務める鈴木宗男議員が、今回の処分について説明した。
鈴木氏は、「若い議員は『陳謝』の意味にピンとこない人もいるかもしれないが、『陳謝』は極めて重いもの」と強調。
引用:nippon.com/ja/news/fnn20230222489950/
ガーシー議員の陳謝文 全文は?
ガーシー議員の陳謝文はどんな内容なのか?気になるところですよね。全文があったので載せておきます。
「院内の秩序を乱し、本院の信用を失墜させたことは誠に申し訳なく、深く自責の念に堪えません。ここに謹んで陳謝いたします」
引用:news.yahoo.co.jp/articles/3d780e9ac49d58fc3a4826b52709f1f571a5e31d
…ひとことですね。これだけ?と思ってしまいますが、前述しているように陳謝すること自体も大きな意味を持ちます。
また、今回は、陳謝とともにガーシー議員が初めて登院するということも重要です。登院することだけでも屈辱的なことかもしれないので、陳謝文が長い必要はないのでしょう。
ガーシー議員は3月上旬に開かれるであろう本会議にて、陳謝文を朗読予定です。現在海外にいるということなので、帰国するのか含め注目ですね。
また、陳謝に正しく応じなければ、”除名”が有力とされています。一体どうなるのでしょうか!?