先日、AIグラビアアイドルの”さつきあい”の写真集の販売が発表されていましたが、中止になったことが話題となっています。
週刊プレイボーイがAIグラドル「さつきあい」の写真集の販売中止を発表。
— 徳重龍徳(インタビュアー、グラビア評論家)@ちいかわ好き、ホークスファン (@tatsunoritoku) June 7, 2023
「生成AIをとりまく様々な論点・問題点についての検討が十分ではなく、AI生成物の商品化については、世の中の議論の深まりを見据えつつ、より慎重に考えるべきであったと判断するにいたりました」https://t.co/YRVT4Q2U2I pic.twitter.com/sS40m71D8g
販売に踏み切るには色々な問題があったようですね。
さつきゆいのツイッターアカウントも非公開になってしまいました。
写真集が販売中止になった理由には、
さらには「さつきあいは実在するアイドルに似ている」などの反応も寄せられた。
news.yahoo.co.jp/articles/80f53462e684e9179bde8cb88cf0e438d2a1f3e0
という声もあったとのこと。
「似ている人って誰なんだろう?」と気になった方も多いのではないでしょうか?
ということで今回は、さつきあいというAIモデルが似ているアイドルは誰なのか、その経緯についても調べてみました。
【さつきあい】AIモデルが似てる人は誰?
左がプレイボーイが発売したAI写真集のさつきあい
— カグア!@クリエイターエコノミーニュース配信 (@creator_enews) May 29, 2023
右が俳優の椛島光さん
似てると思うの私だけかな。学習データとして提供したのですかね?#AIグラビア #週刊プレイボーイ pic.twitter.com/pDOdkwjqnK
さつきあいに似ている人として、
椛島光さん(旧名:浅倉唯)という意見が複数ありました。
このさつきあいっていう子、浅倉唯さんて方に似てるどころかもうそのものじゃん 何してんの?集英社…
— pitb (@hiu_syukuu) May 31, 2023
本当に似ているのか、それぞれの画像を見ていきたいと思います。
【画像比較】さつきあい
やはりAIで作っただけあって綺麗な画像ですね。そして、とてもかわいいです。
人物や背景が鮮やかすぎるものの、普通のグラビア画像と変わらないですね。
【画像比較】椛島光(浅倉唯)
こちらの方もとてもお綺麗ですね。
いかがでしょうか?
さつきあいの画像についてはAI生成のせいか、多少顔が違って見えますね。同じ人物でもばらつきを感じます。
しかし、正面から見た画像は似ているように見えますね。
【さつきあい】似てる人ができた理由は?
さつきあいと似ている人ができてしまった理由や経緯が気になる方も多いと思います。
ここからは、『AIモデルの作り方』や、『何をもとに作っているのか』についてまとめていきたいと思います。
AIグラビアアイドルの作り方は?
AIモデルの作り方ですが、
とても簡単で誰でも作れるようです。
基本的にはAI画像生成ツールに指示するだけ。
プロンプトと呼ばれるAIへの指示文章を入力(英語)し、出力すれば出来上がるとのこと。
作成自体はAIが行うので、事前の条件の設定以外にこちらがすることはないということですね。
また、生成するモデルの顔も固定できたりと、細かい調整もできるようです。難しいのはAIへの指示になるのではないかと思います。
どういう指示をすると思ったとおりの作品になるのかは、作成を繰り返して身に着けていく必要があるかもしれません。
大量の画像データをもとに生成される
AIモデルやイラストの生成は、大量の画像データをもとに行われているようです。
『特定の誰かをモデルにして生成』という具体的な指示を出していなくとも、たまたま似てしまう可能性はあるということですね。
※今回椛島光さんがモデルになったのかどうかはわかっていません
また、AIでの作成は指示通りの作成にとどまり、著作権や肖像権に侵害しているかどうかの判断はできないようです。
これがアメリカではすでに問題となっています。
実際に米国では、「自分の作品を勝手にAIの学習データとして用いられた」という著作権侵害の訴訟が複数起きている。「○○風」という呪文を唱えれば、AIは容易に指定通りの○○風の作品を仕上げることができ、これが著作権をひどく侵害する可能性がある、ということである。
diamond.jp/articles/-/323936?page=2
また、オリジナリティの追求も現状できないということになりますので、どの作品をみても似たような印象になるかもしれません。
写真集の販売が中止になりましたが、今後も実在する人物に似てしまう問題はなくならないかもしれないですね。
あるいは著作権や肖像権などの問題を加味して生成できるようにAIが学習していくのでしょうか…