音楽家として有名な坂本龍一さんが3月28日に亡くなっていたことがわかりました。
突然の報道に驚いた方も多いと思います。
坂本龍一さんは以前からがんとの闘病についても報じられていましたね。
今回は坂本龍一さんのがんの原因や、発症したのはいつ?などについて調べてみました。
坂本龍一 がんになったのは2014年
坂本龍一さんががんになったのは2014年からです。当時は大腸がんではなく、咽頭がんを発症しました。
自覚症状があったとのことで病院にいって検査を受けたようですが、すぐには異常が見つからなかったとのこと。
その後違和感が増してきたため、再度検査をしたところ咽頭がんだと発覚。健康には気を使っていたため、がんという宣告はショックだったようです。
40歳を過ぎて目が遠くなってきたので初めて老化を自覚し、食事とか整体とか、人に説教をするくらいに健康には気を使ってきましたから、自分ががんになるなんて考えもしなかった。
style.nikkei.com/article/DGXMZO98997530Z20C16A3000000/
2014年の7月に咽頭がんを発表、活動を一時休止しました。その間治療に専念し、同年の9月には復帰を果たしています。
一度はがんを克服したものの、2021年に直腸がんが見つかりました。治療に取り組みましたが、報道されているように3月28日に71歳で死去しています。
一度がんになっていることもあり、自身も健康には気を付けていたと話していましたし、なぜがんになってしまったのでしょうか?
がんになった原因は何?
坂本龍一さんががんになった原因について、YOUTUBEの”がん防災チャンネル・現役がん治療医・押川勝太郎”で解説動画がありました。
直腸がんになった原因を説明しています。こちらを確認していきたいと思います。
生活習慣が原因なの?
この動画では、がんになる原因を資料を参照に説明しています。(解説動画の資料と若干割合が変わっています)
資料によると、がんになる要因として一番多いのは喫煙、次に感染、その次が飲酒となっています。
坂本龍一さんは特に食事に気を付けていたということですが、食事(塩分摂取、野菜・果物摂取不足)が影響している割合はほとんどなく、がんの要因になる可能性は低いことがわかりますね。
また、菜食主義になり肉もあまり食べないようにしていたようですが、肉食ががんの要因になる可能性は低いことのこと。食事に注意していたとしても、がんの予防としては不十分だったのではないかと説明しています。
また、動画では触れられていないですが、資料を見ると
喫煙や飲酒が原因なのでは?と思う方もいると思います。しかし坂本龍一さんは2015年に禁煙したことが明らかになっているんですね。
気持ちは吸いたいのに、身体が抵抗して吸えないのです。それ以来、ぼくはタバコを吸ってません。
openers.jp/lounge/5203
飲酒については禁酒したという情報は確認できませんでしたが、食事に気を付けていたとのことなので、節制していたことでしょう。
食事に注意してもあまり効果がないとはいえ、他に要因となるものもありません。
生活習慣が原因という可能性は低そうですね。
原因は結局わからない?
ここまでで、”じゃあ原因は結局わからないの?”と思ってしまいますが、実際のところそのようです。
先程の資料であるように、”全体”の項目は43.4%でした。これはがんの原因が喫煙~果物摂取不足である割合です。(重複もあるので、単純に足した割合ではありません)
残りの約50%は原因がわからないため、防ぐことができないんです。
そのため、押川勝太郎先生はこのように結論付けています。
がんの発症は運(原因がわからないことが多いため)で、 坂本龍一さんは加齢によって発症した可能性が高い
ということでした。専門の方からも”運”という話があるくらいなので、防ぐことは難しいようですね。
しかし亡くなってしまったのはとてもショックですし、命に限りがあるのは悲しいことですよね…坂本龍一さんの音楽に感動した方も多くいることと思います。
坂本龍一さんのご冥福をお祈りいたします。